Arch Linuxのインストール後の環境設定まとめ

こんにちは。今回のテーマは『Arch Linuxのインストール後の設定まとめ』です。これまで記事にしてきたArch Linuxに関する設定例を含めて導入時に行った設定をまとめました。以前にArch Linuxを導入した時のメモを元に記事化していますので、古くなっている部分もあるかも知れません。上手くいかない場合はArch Wikiを参照下さい。
【関連記事】
Arch Linuxを使ってみた



【目次】
インストール
sudoコマンドの有効化
GUIデスクトップの導入
各種ツールのインストール
プログラミング環境の構築
ユーザーディレクトリの英語化
無線LAN環境の構築
Bluetooth環境の構築
pulseaudioの導入
LAMP環境の構築
プリンターの設定(Brother製)

arch-linux-logo

インストール

Arch Linuxをインストールする

sudoコマンドの有効化

以下コマンドでsudoをインストールします。

root# pacman -S sudo

以下コマンドで設定ファイルを開きます。

root# visudo

パーミッションに掛かる部分を以下のように修正します。

##
## User privilege specification
##
root ALL=(ALL) ALL
kuroneko ALL=(ALL) ALL

GUIデスクトップの導入

基本的には以下の記事と変わりません。
Arch LinuxにGUIデスクトップ環境を構築する

Xorgサーバーの導入

以下コマンドで必要なものを入れていきます。

$ sudo pacman -S xorg-server xorg-server-utils xorg-xinit
$ sudo pacman -S mesa
$ sudo pacman -S xf86-video-intel
$ sudo pacman -S xf86-input-synaptics

Xfce4の導入

以下コマンドでXfce4を導入します。

$ sudo pacman -S xfce4 xfce4-goodies

メディアの自動マウント化

本来はUdiskを導入すべきところですが、Xfce環境ではgvfsを導入します。

$ sudo paman -S gvfs

ディスプレイマネージャの導入

以下コマンドでLightDMを導入します。

$ sudo pacman -S lightdm lightdm-gtk-greeter

LightDMを有効にします。

$ sudo systemctl enable lightdm.service

日本語環境の構築

基本的には以下の記事を参考にして下さい。
Arch Linuxに日本語環境を構築する

環境変数の設定

/etc/locale.confを編集します。

LANG=ja_JP.UTF-8
# LANG=en_US.UTF-8

X11キーボードレイアウトの日本語化

$ sudo vim /etc/X11/xorg.conf.d/10-keyboard.conf

以下のように修正します。

Section "InputClass"
Identifier "Keyboard Defaults"
MatchIsKeyboard "yes"
Option "XkbLayout" "jp"
EndSection

日本語フォントの設定

Linuxで使えるフォントについては以下記事を参考にして下さい。
今回は以下コマンドでIPAフォントを導入しました。

sudo pacman -S otf-ipafont

Fcitxの導入

詳細は以下記事をご覧ください。
インストール

$ sudo pacman -S fcitx-im fcitx-configtool fcitx-mozc

設定

~/.xprofileを以下のように編集

export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS="@im=fcitx"

各種ツールのインストール

以下には代表的なツールのみ挙げておきます。

Firefox

ウェブブラウザは必須アイテムです。

$ sudo pacman -S firefox

Evince

PDF閲覧に便利なソフトです。

$ sudo pacman -S evince

Flash plugin

Flashの需要は未だありますね。以下コマンドでインストールします。

$ sudo pacman -S flashplugin

Banshee

音楽プレーヤーです。以下コマンドでインストールします。

$ sudo pacman -S banshee

Asunder

CDからリッピングするときにはとても役立ちます。詳細はAsunder : Linuxで使えるCDリッピングソフトをご覧ください。以下コマンドでインストールします。

$ sudo pacman -S asunder

Qcma

QCMAはPlaystation VITAのデータ管理をLinuxで出来るようにするツールです。詳細はあきらめることはない!LinuxとPS VITAを接続する方法をご覧ください。

GIMP

「写真屋キラー」の異名も持つ便利な画像処理ソフトです。以下コマンドでインストールします。

$ sudo pacman -S gimp

プログラミング環境の構築

Javaの導入

以下コマンドでJavaを導入します。

$ sudo pacman -S jdk7-openjdk

Eclipceの導入

以下コマンドでEclipseを導入します。

$ sudo pacman -S eclipse

Vimのクリップボード有効化

以下の記事を参考にして下さい。
Arch LinuxでVimのクリップボードを使う方法

ユーザーディレクトリの英語化

以下コマンドでユーザーディレクトリを英語化します。

$ sudo pacman -S xdg-user-dirs-gtk
$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

無線LAN環境の構築

Arch Linuxで無線LANに接続する

Bluetooth環境の構築

Arch LinuxでBluetoothを使う

pulseaudioの導入

Arch LinuxでBluetoothヘッドセットを使う

LAMP環境の構築

Arch LinuxにLAMP環境を導入する方法

プリンターの設定(Brother製)

Arch LinuxでBrother製プリンターを使う

最後に

いままで記事にするだけで情報を一元化できていなかったので、自分の備忘録を兼ねて一つに記事にまとめました。本記事がお役に立てば幸いです。

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2件のコメント

  • lightdm-gtk3-greeterはすでにlightdm-gtk-greeterに置き換わっていますよ

    • 774さん

      ご連絡ありがとうございます。修正しておきます。

      やはりArch Linuxはメモが役に立たなくなるのが早いですな・・・

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