Arch LinuxにPulseAudioを導入する

こんにちは。今回のテーマは『Arch LinuxにPulseAudioを導入する』です。最近のユーザーフレンドリーなディストリビューションではPulseAudioは大抵入っていて特に気にすることはないのですが、Arch Linuxでは手動で導入する必要があります。Alsaだけでも困らないという方もいるかと思いますが、PulseAudioはなかなか便利です。


【目次】
pulseaudioの導入
GUIツールの導入
Flash動画への対応
Bluetoothヘッドセット対策

pulseaudioの導入

Pulseaudioは多くのデスクトップ環境で使用されているサウンドサーバーです。単に音を出すだけならばAlsaだけでも良いのですが、アプリ毎の音量調整等にはPluseAudioが便利です。

以下コマンドでインストールします。

$ sudo pacman -S pulseaudio

システムを再起動すれば自動的にpulseaudioは起動しますが、手動で起動する場合には以下のコマンドを実行します。

$ pulseaudio --start

また、手動で停止する場合は以下のコマンドを実行します。

$ pulseaudio --kill

GUIツールの導入

pavucontrolの導入

GUIツールはアプリケーション毎の音量調整やサウンドカードの選択等が便利に行えるのでインストールしておくことをオススメします。

$ sudo pacman pavucontrol

pavucontrolの操作画面
01

Xfce4でパネル上にボリュームボタンを表示する

AUR(Arch User Repositry)からxfce4-pulseaudio-pluginをインストールします。packerやyaourt等のAURヘルパーが便利です。

Packerを使う場合

$ packer xfce4-pulseaudio-plugin

yaourtを使用する場合

$ yaourt xfce4-pulseaudio-plugin

パネル上でpulseaudioのボリュームコントローラーが使えます。
02

Flash動画への対応

Adobe Flash Playerはpulseaudioをサポートしていないので、単純にpulseaudioをインストールしただけではFlash Playerで再生した動画の音声が出なくなってしまいます。ここではpulseaudioを直接サポートしていないアプリケーションのためにAlsaに仮想のpulseaudioを使用させる設定をします。

$ sudo pacman -S pulseaudio-alsa

これでFlash動画でも音が出るようになると思います。

Bluetoothヘッドセット対策

Bluetoothヘッドセットを利用する場合もpulseaudioの導入が必要です。詳細はArch LinuxでBluetoothヘッドセットを使う Arch Linuxアップデート後にBluetoothヘッドセットが接続できなくなった時の対処方法をご覧ください。

最後に

Pulseaudioって何?という方は行っとけ! Ubuntu道場! ― 第43回などが分かりやすいかも知れません。また、pulseaudioのトラブルに関してはArch Wikiがお役に立つと思います。
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