Arch Linuxアップデート後にBluetoothヘッドセットが接続できなくなった時の対処方法
2015-10-18
こんにちは。今回のテーマは『Arch Linuxアップデート後にBluetoothヘッドセットが接続できなくなった時の対処方法』です。久しぶりにArch Linuxのシステム全体をアップデートしたらBluetoothヘッドセットが接続できなくなりました。原因はpulseaudioのパッケージが分割されたことによる影響だったようです。同様のエラーに遭遇している方の参考になれば幸いです。 [adsense02] 【目次】 アップデート後にBluetoothヘッドセットが接続できない Vim用Markdownプラグインmdforvimがもっと使いやすく pulseaudio-bluetoothをインストールして再接続
アップデート後にBluetoothヘッドセットが接続できない
筆者はいつもbluetoothctlを使用してCLIでヘッドセットを接続するのですが、今回は以下のようなエラーが出ました。
[bluetooth]# > connect <機器アドレス> Attempting to connect to <機器アドレス> Failed to connect: org.bluez.Error.Failed
ここでbluetoothのログを以下コマンドで確認してみることにしました。
$ systemctl status bluetooth
以下のような表示表示があります。
a2dp-sink profile connect failed for <機器アドレス> Protocol not available
ここでPulseAudioのパッケージが分割されたことを思い出しました。bluetoothヘッドセットを接続するにはpulseaudio-bluetoothパッケージが必要です。(Arch Linuxニュース参照)
pulseaudio-bluetoothをインストールして再接続
bluetoothヘッドセットを使えるようにするため早速pulseaudio-bluetoothをインストールしましょう。
$ sudo pacman -S pulseaudio-bluetooth
インストールが完了したらbluetoothctlで接続を試みます。
$ bluetoothctl [bluetooth]# connect <機器アドレス>
最後に
Arch Linuxは長いこと放置しておくと仕様が変わることが多く、思わぬエラーに見舞われることが良くあります。Arch Linuxの公式ページのニュースに目を通してシステムの更新についていくべきですが、一方で、大きな仕様変更が潜んでいることもあり、大事な作業時には更新を避けてそのまま・・・なんてことにもなりがちです。筆者のようにならないように定期的にメンテナンスをしましょう。 【関連記事】 Arch LinuxでBluetoothを使う Arch LinuxでBluetoothヘッドセットを使う [adsense]