LinuxでGyaoを観る方法 【2015年版】
2015-04-04
2015-07-04
こんにちは。今回のテーマは『LinuxでGyaoを観る方法 【2015年版】』です。以前にLinuxでGyaoを視聴する記事を書いた時とは少々状況が変わってきましたので新たに記事を書きました。「あれ?記事の通りやったけど見れないよ?」という方への言い訳とメッセージです。 【関連記事】 Linux+Firefoxで動画サイトGyaO!を観る方法 Linux+Chromiumで動画サイトGyao!を見る方法 [adsense02] 【目次】 Gyaoを取り巻く環境が変わった Linux + FirefoxでGyaoの視聴が難しいワケ LinuxでGyaoを見るには? ChromiumブラウザでGyaoを視聴する方法
Gyaoを取り巻く環境が変わった
視聴条件のFlash Playerのバージョンが上がった
まず、Linux+Firefoxで動画サイトGyaO!を観る方法でご紹介した方法でGyaoが視聴できなくなった理由から説明したいと思います。最大の理由はGyaoが視聴条件のFlash Playerバージョン15以上に上がったことです。 そのため、User Agent Switcherを使っても以下のような画面が出て視聴出来ません。
Linux + FirefoxでGyaoの視聴が難しいワケ
Linux + FirefoxのFlash Playserは最新ではない
多くのLinuxユーザーがFirefoxで使用しているNPAPI(Netscape Plugin API)Flash Playserは機能的には最新バージョンではありません。WindowsやMac、あるいはChrome向けに配布されているFlash Playerのバージョンは17ですが、Linux Firefox向けは11.2で提供が止まり、今のアップデートはセキュリティアップデートのみです。 つまり、GyaoがFlash Player 15を視聴条件としてきたために、NPAPI Flash Playerを使用してるブラウザではGyaoの視聴が難しくなったということです。
LinuxでGyaoを見るには?
Chromiumブラウザを使うかPilelightプラグインを導入するか…もしくは
結論から言うならば「LinuxでGyaoを見るならばChromium + Flash Player」が今の所一番お手軽な選択になると思います。今回はこちらの方法を紹介したいと思います。 第二の選択肢としてPipelightプラグインを導入してFlash Playerのバージョンを上げるという手もあります。UbuntuユーザーなどはLaunchpadにリポジトリがありますし、気軽に導入できると思います。コチラに関しては、また別の機会に触れられればと思います。 <2015年7月4日追記> オープンソースのブラウザにこだわらないのであればGoogle ChromeのLinux版をインストールしてUser Agentを変更するのが一番お手軽かもしれません。ただし、その場合は多くのディストリビューションで外部パッケージのGoogle Chromeは管理対象外なのでセキュリティアップデートなどは自分で管理することになります。
ChromiumブラウザでGyaoを視聴する方法
Step1. ChromiumにFlash Playerを導入
まずはFlash Playerが分離されているフリーのChromiumブラウザにFlash Playerを導入するところから初めましょう。導入済みの場合は飛ばして頂いて結構です。 Arch Linux 以下の記事を参考にしてみて下さい。 Arch LinuxでChromiumにFlash Playerをインストールする Debian 以下の記事を参考にしてみて下さい。 DebianのChromiumにFlashPlayerをインストールする Ubuntu 以下コマンドを実行してChromium用Flash Playerをインストールします
$ sudo apt-get install pepperflashplugin-nonfree
CentOS7 以下の記事を参考にしてみて下さい。 CentOS 7のChromiumにFlash Playerをインストールする openSUSE 以下の記事を参考にしてみて下さい。 openSUSE 13.2のChromiumにFlash Playerをインストールする
Step2. User Agent Swicherの導入
GyaoはOSがLinuxだと視聴可能なブラウザであっても無条件に「視聴条件に合わない」と突っぱねてきます。そこでUser Aagent SwicherというPluginを導入しておきます。 まず「ツール」→「機能拡張」で設定画面を出しましょう。 検索画面で「User Agent Switcher」と入力しUser Agent Switcherを検索します。「+」ボタンを押してインストールしましょう。 インストールされると画面右上にアイコンが出ます。クリックすると図のような画面が出ます。
視聴してみる
準備は整いました。ではGyao!にアクセスして視聴しましょう。 まず、User Agent Switcherをオフにした状態で見てみましょう。 図の通り視聴することができません。 ここでUser Agent Switcherの出番です。User Agent Switcherのアイコンを押してSelect a User-Agentのタブを押します。予め登録されているUser Agentが表示されます。単純にGyao!を視聴するだけならば**「Chrome on Windows」**を選びましょう。 これで視聴できるようになるはずです。
最後に
もはやWindowsとMacだけが”パーソナルコンピュータ”という時代はとっくに終わり、多くのシェアを持つスマートフォンやタブレットではFlash Playerなど使われていない現状のなかでGyaoの方針はあまりにも前時代的な印象を受けます。少なくともOSで視聴者を区別する条件は不要だと思います。(ブラウザ等は仕方ないとは思いますが)今回は、「Linuxだから出来ないって諦めることはないんだよ」という意味合いを込めてこの記事を書きました。お役に立てば幸いです。 [adsense]