openSUSE 13.2のChromiumにFlash Playerをインストールする

こんにちは。今回のテーマは『openSUSE 13.2のChromiumにFlash Playerをインストールする』です。openSUSEにはWEBブラウザとしてFirefoxが入っていますがChromeファンの方はChromiumブラウザを使ってみたいと思ってるのではないでしょうか。ChromiumはopenSUSEの公式リポジトリに入っており簡単にYaSTやZypperからインストールできますが、Adobe Flash Playerのプラグインに関してはひと工夫必要です。


openSUSE公式リポジトリにchromium-pepper-flashはない

残念ながら公式リポジトリにchromiumブラウザ用のflash playerプラグインは入っていません。自分で取り扱っているリポジトリを探すか、rpmパッケージを探してインストールする必要があります。今回はopenSUSE build serviceにあるサードリポジトリを使うことにします。このサードリポジトリは非公式なものであるのでインストールに関してはご自身の判断で行って下さい。尚、Chromiumをインストールしていない場合は以下コマンドでインストールして下さい。

$ sudo zypper isntall chromium

Webブラウザからの「1 Click Install」が簡単!

一番簡単なのはopenSUSE build serviceの1 Click Installを用いる方法です。webブラウザ上から欲しいパッケージをクリックすることでYaSTが起動しインストールを完了させます。以下に手順を記します。

#1 openSUSE build serviceにアクセスして1 Click Install
http://software.opensuse.org/package/chromium-pepper-flashにアクセスします。
欲しいバージョンのパッケージ部分で1 Click Installを押します。
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#2 YaSTでのインストール
1 Click Installを押すと下画面のように聞かれるのでYaSTで起動します。
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リポジトリもインストールする場合は「インストール後もこれらのリポジトリを購読する」にチェックを入れましょう。
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インストールしたいパッケージを確認して「次へ」を押します。
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変更内容を確認して「次へ」を押します。
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確認画面がでますので「はい」を押します。
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パスワードを聞かれますので入力します。「続行」を押すとインストールが完了します。
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#3 Chromiumでの設定
Chromiumを起動(或いは再起動)してアドレスバーに”chrome://plugins”と入力してプライグイン設定画面に入って下さい。Adobe Flash Playerのプラグインが入っていると思います。有効にするために「常に許可する」にチェックを入れて下さい。
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手動でインストールする場合

手動でインストールしたい方用にリポジトリ登録する場合とrpmパッケージからダイレクトにインストールする2ケースを簡単に記しておきたいと思います。

方法1:サードリポジトリを登録してインストールする方法

リポジトリの登録方法はopenSUSE 13.2にパッケージリポジトリを追加するをご覧ください。
今回登録するリポジトリの情報です。このリポジトリは非公式なサードリポジトリですので以下の作業はご自身の責任で行って下さい。

リポジトリ名:andykimpe-flashplugin(お好きな名前でOKです)
URL:http://download.opensuse.org/repositories/home:/andykimpe:/freshplayerplugin/openSUSE_13.2/

以下コマンドでリポジトリを登録してリポジトリを再構築しましょう。

$ sudo zypper addrepo http://download.opensuse.org/repositories/home:/andykimpe:/freshplayerplugin/openSUSE_13.2/ andykimpe-flashplugin
$ sudo zypper refresh

次にpepper-flash-pluginを検索してみましょう。

$ zypper search chromium-pepper-flash

もし見つからなければリポジトリが登録されていない可能性があります。以下コマンドで登録済みのリポジトリを確認して下さい。

$ zypper repos

chromium-pepper-flashのインストール
以下のコマンドでインストールします。

$ sudo zypper install chromium-pepper-flash

chromiumの設定は上記の方法と同じです。

方法2:rpmパッケージをダウンロードする

rpmファイルをダウンロードして手動でインストールするいう伝統的な方法でもOKです。ブラウザでhttp://software.opensuse.org/package/chromium-pepper-flashにアクセスして32bitか64bit用のrpmファイルをダウンロードしましょう。今回は作業ディレクトリである~/tempにダウンロードしました。以下のコマンドでインストールします。しかし、リポジトリから自動で更新されないのでパッケージ管理はご自身で行って下さい。

$ cd ~/temp
$ sudo zypper install chromium-pepper-flash-[バージョン].rpm

chromiumの設定は上記の方法と同じです。

最後に

やはりノンフリーなAdobe Flash Playerに関する技術は配布に関して面倒なことが多いですね。youtube等の動画サイトはHTML5への切り替えを進めていますし、個人的にはFlash PlayerがHTML5で置き換わってほしいとは思っていますが、現実問題としてはまだまだFlash PlayerなしにはWebで動画を楽しむには難しいですね。
関連記事:YoutubeをHTML5で再生する

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