【2014春】初心者にオススメなLinuxディストリビューション
2014-03-29
2015-01-13
※2015年版を更新しました。 【2015年】初心者にオススメなLinuxディストリビューションをご覧ください
Linuxを使ってみよう
こんにちは。このエントリーを書き終わったら花見に出かける予定のブログ主です。春ですね。寒さが和らいで春風が吹いてくると心も新鮮な気持ちになります。 心機一転で新しいことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?当ブログとしては、Windowsユーザーの方に是非Linuxをオススメします。 [adsense02]
Linuxの導入のハードル
しかし、全く初めての方がLinuxを導入するのは結構大変です。 Linux導入の大まかな手順は
ディストリビューションの決定
インストールDVD(CD)の入手
インストール
設定
ですが、最初のハードルの一つに **「Linuxって種類が沢山あって、どれが良いのかわからない」**ということがあると思います。つまり、第一ステップのディストリビューション(ディストロ)選びで躓く人が多いようです。そんな人のために、今回は初心者向けディストロの特集を組みました。(まあ、私も初心者に毛が生えたようなものですが・・・)
初心者向けLinuxディストリビューションはこれだ!
初心者向けディストロを選定した視点
筆者の独断と偏見で以下4点に着目し、初心者でも導入しやすいディストロを紹介します。
情報量の多さ
日本語環境の充実具合
インストールの容易さ
インストール直後の使用感
これらの観点からslackware,Arch Linx,Gentoo等のパワーユーザー向けディストロは紹介していません。
Debian系
Ubuntu
オススメ度:★★★★★ パッケージ形式:deb アップデート方式:APT(既定UI:Ubuntuソフトウェアセンター) 標準UI:Unity 公式HP <筆者コメント> Uuntuはユーザー数も多く情報も集めやすいので初心者にはオススメです。UbuntuはDebianを改良することで生まれたディストロですが、Debianの不便さを解消するべく「入れたらすぐ動いて使える」を目標に作られています。 そのためノンフリーのドライバ類を公式リポジトリから配布しておりグラフィックドライバや無線LANファームウェアが自動でインストールされます。ソフトウェアのインストールや更新はUbuntuソフトウェアでマウスでクリックするだけで完了するので、コマンドを意識する必要なく手軽にAPTを使えます。 また、UIは既定ではUnityが用意されていますが、これが気に入らない場合はGNOME、KDE、Xfce、LXDEをUIとした公式フレーバーが用意されています。(それぞれ、Ubuntu Gnome,Kubuntu,Xubuntu,Lubuntuと呼ばれる)
Linux Mint
オススメ度:★★★★ パッケージ形式:deb アップデート方式:APT(既定UI:Mintinstall) 標準UI:Cinnamon,Mate,Xfce,KDE 公式HP <筆者コメント> Linux MintはUbuntuに独自のUI(Cinnamon,Mate)とMintToolsというツール群を加えカスタマイズされたディストロです。ユーザーの使いやすさと洗練された見た目にこだわっており、急激にユーザーを増やしています。 近年はDebianフォーク版(LMDE)も出され、勢力を拡大しています。ベースがUbuntuですので、簡単なインストールとすぐに使える手軽さを受け継いでいます。よりユーザーの使い勝手を重視したディストロと言えると思います。 しかし、Ubuntuのような日本語RemixDVDは用意されておらず(2014年3月現在)自分で日本語リポジトリを追加する必要があります。
Zorin OS
オススメ度:★★★ パッケージ形式:deb アップデート方式:APT(既定UI:Software Galore) 標準UI:GNOME2 公式HP <筆者コメント> Zorin OSはWindowsユーザーがLinuxに移行いやすいよう、GUIを極力Windowsに近づけようと生み出されたディストロです。とにかく見た目がカッコイイ・・・これにつきます。細かいところでは、標準で各種メディアコーデックがインストール済みなので特に設定なしでWindowsメディアを使うことができます。 洗練された見た目が目を引くディストロですが、実は中身はUubntuなんです。ですので、Zorin OS自体の情報は日本国内では少ないですが、トラブル時にはUbuntuの情報で対応できることが多いです。Linuxに変わって操作体系が変わるのがイマイチ・・・と思っている方、Zorin OSはいかが?
Debian
オススメ度:★★ パッケージ形式:deb アップデート方式:APT(UI:Synaptic) 標準UI:GNOME 公式HP <筆者コメント> Deb系の元祖であり、抜群の安定性を誇るディストロ。現在でも愛好家が多いです。私も個人的にはとても好きなディストロですが、初心者へのオススメは躊躇します。それはユーザーの使い勝手よりも「自由であること」を重視する傾向があるからです。インストールした直後の状態では使い勝手はあまり良くありません。 一方でインストール画面や日本語環境は昔に比べ大幅に改善しています。これを機にDebianに挑戦してみるのも悪くはないと思います。
Red Hat系
Vine Linux
オススメ度:★★★★ パッケージ形式:rpm アップデート方式:APT-RPM(UI:Synaptic) 標準UI:GNOME2 公式HP <筆者コメント> Vine Linuxは日本で開発されたディストロなので日本語環境は非常に充実しています。また、パッケージの詰め込みによる混乱を避けるため厳選したパッケージのみで構成されています。 必要なものだけを選んだ軽量な構成ですが、パッケージはやや古めです。最新のソフトウェアを求める人には向いてないかも知れません。日本語の設定に戸惑わず手軽にLinuxを使ってみたい人向け。
Fedora
オススメ度:★★ パッケージ形式:rpm アップデート方式:Yum(UI:PackageKit) 標準UI:GNOME3 公式HP <筆者コメント> メジャーなディストロですので、インストールも簡単で、日本語化も難しくありません。HedHat系を代表するディストロで最新のパッケージを使用することができます。 その反面、仕様変更も多く不安定になりがな欠点もあります。ユーザー数も多いのでネットでの情報収集は割と楽だと思います。冒険してでもHedHat系を使ってみたい人向け・・・かと。 [adsense]