Fedora 21をFedora 22にアップグレードする

こんにちは。今回のテーマは『Fedora 21をFedora 22にアップグレードする』です。Fedora 22がリリースされて興味を持っている方もいらっしゃると思います。今回は既にFedora 21を使用しているけどFedora 22へのアップグレードってどうやるの?という方のお役に立てればと記事を書きました。
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【目次】
準備
Feora21を22にアップグレードしよう

準備

データのバックアップ

システムの大きなアップグレードは思わぬ不具合を起こす可能性もあります。システムが起動しなくなることも考慮してデータや設定ファイルのバックアップを取っておくことをオススメします。

HDD容量の確保

新たなシステムのパッケージをダウンロードしてインストールするためにrootパーティションにはある程度の余裕がないとアップグレード出来ません。最低でも2.5GB程度の余裕は見ておいたほうが良いと思います。

システムを最新の状態にアップデート

アップグレード中に思わぬエラーが起きないように念の為にFedra 21を最新の状態にしておく方が良いと思います。以下コマンドを実行します。(sudoが使用できない場合はrootで実行して下さい)

$ sudo yum upgrade

また、Fedoraの公式リポジトリに含まれるパッケージを敢えて外部からマニュアルでインストールした場合は削除しておいた方がトラブルがないと思います。

Feora21を22にアップグレードしよう

アップグレードツールfedupをインストール

Fedoraにはアップグレードツールとしてfedupが用意されています。fedupを使えるようにインストールしておきましょう。

$ sudo yum install fedup

01

アップグレード

以下コマンドでfedupを起動してFedora 22にアップグレードします。

$ sudo fedup --network 22

少々時間が掛りますが気長に待ちましょう。アップグレードが終わると再起動するように指示が出ます。再起動してシステムがアップグレードされたか確認しましょう。

念の為に再起動後に以下コマンドで確認してみました。

$ cat /etc/fedora-release

出力結果
02

最後に

システムのバージョンをアップグレードの容易さではdo-release-upgradeやGUIツールを備えているUbuntuに軍配が上がるかも知れません。しかしFedoraにもアップグレード専用ツールがあり、コマンド一行でアップグレードが完了してしまうという点では非常に親切にできていると思います。この記事がお役に立てば幸いです。

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