Slackware14.1のブートローダをLILOからGRUBに変更する

こんにちは。今回のテーマは『SlackwareのブートローダをLILOからGRUBに変更する』です。Linuxで有名なブートローダと言えばLILOとGRUBが浮かぶのではないでしょうか?今回はSlackwareで標準となっているLILOからGRUBに変更してみます。
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【目次】
LILOからGRUBへ
GRUBのインストール
GRUBからLILOに戻す

LILOからGRUBへ

インストールメディアからインストールを完了した直後はブートローダがLILOに設定されると思います。LILOとGRUBはどちらもLinuxでは有名はブートローダですが、多くのディストリビューションで標準とされているGRUBを使いたい方も多いかと思います。ブートローダの切り替えは簡単なコマンドで完了します。

尚、今回はMBR/BIOS環境を想定しております。

GRUBのインストール

システムへのインストール

インストーラーで”Install everything”を選択している場合はGRUBもインストールされているはずです。以下コマンドでGRUBが出てくればインストールされています。

$ ls /var/log/packages/ | grep grub

インストールされていない場合はslackpkgで以下のようにインストールしてしまいましょう。slackpkgに関してはコチラをご覧ください。

root# slackpkg install grub

起動ドライブへのインストール

システムにGRUBが入りましたので起動ドライブにインストールしていきます。以下コマンドを実行します。(今回は/dev/sdaにインストールします)

root# grub-install /dev/sda
root# grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg

※必要があれはgrub-mkconfig実行前に/ete/default/grugを編集して下さい
これでGRUBがシステムのブートローダーとしてインストール・登録されました。

起動確認

では再起動してGRUBが起動するかを見てみます。無事にGRUBが起動しました。
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GRUBからLILOに戻す

やはりLILOに戻したいという場合はどうすれば良いのでしょうか?Linuxの場合はブートローダーをMBRに再インストールすれば上書きしたブートローダーを使えますのでLILOをMBRに再インストールすれば良いことわけです。LILOの再インストールは以下の様にします。

root# lilo -b /dev/sda

これでLILOで起動することが出来ます。
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最後に

今回はGPT/BIOS用のブートローダーに関して触れましたが、時代はGPT/UEFIに移り変わってますね。SlackwareではUEFIブートはELILOが標準となっています。GRUBもUEFIブートで使えますが、少々設定が複雑です。別の機会に触れられればと思います。

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