Arch LinuxのパッケージマネージャーYaourtを使ってみる

公開日: : 最終更新日:2014/09/28 Arch Linux

 

こんにちは。今回のテーマはYaourtです。Yaourtとはフランス語でヨーグルトを意味しますが、もちろんヨーグルトの話ではありません。YaourtはArch LinuxでAURを公式リポジトリと同様に操作可能にするツールです。非公式ながらArch Linuxの世界を広げてくれます。


Yaourtって何?

YaourtはAUR(Arch User Repository)用のパッケージマネージャーのようなものです。Yaourtを導入しておくとAURからPKGBUILDをダウンロードしてビルド、インストールするまでを自動で行うことができます。使い心地はAPT、YumやPacmanと同じような感じです。

注意事項:Yaourtは非公式のサードパーティ製スクリプトです。Arch Linux公式パッケージではありません。

Yaourtのインストール

YaourtはAURからインストールできます。AURの使い方はAUR(Arch User Reposytory)を活用する方法をご覧ください。

準備

今回AURからダウンロードしたYaourtのBUILDPKGでは依存性の問題があったので、まずは依存性を解決しておきます。
https://aur.archlinux.org/packages/package-queryにアクセスしてtarballをダウンロードしてきます。今回は~/Downloads/yaourtにダウンロードしました。以下コマンドでビルドします。

$ cd ~/Download/yaourt
$ tar zxf package-query.tar.gz
$ cd package-query
$ makepkg -s

以下コマンドでインストールしましょう。
(パッケージのバージョン名はバージョンにより異なります。)

$ sudo pacman -U package-query-1.4-1-i686.pkg.tar.xz

Yaourtのインストール

https://aur.archlinux.org/packages/yaourtにアクセスしてtarballをダウンロードしてください。今回は~/Downloads/yaourtにダウンロードしました。
以下コマンドでビルドしましょう。

$ cd ~/Download/yaourt
$ tar zxf yaourt-1.5.tar.gz
$ cd yaourt
$ makepkg -s

以下コマンドでインストールしましょう。
(パッケージのバージョン名はバージョンにより異なります。)

$ sudo pacman -U yaourt-1.5-1-any.pkg.tar.xz

Yaourtを使ってみよう

コマンドは基本的にはpacmanと同様です。基本的な用途においてはYaourt用のコマンドを覚える必要はありません。ではAURにあるttf-sawarabi-gothicフォントを探してインストールしてみます。

パッケージを探す

ttf-sawarabi-gothicフォントを探してみましょう。

$ yaourt -Ss ttf-sawarabi-gothic

出力例:

パッケージのインストール

以下コマンドでttf-sawarabi-gothicをインストールしてみましょう。

$ yaourt -S ttf-sawarabi-gothic

検索とインストールを同時に行う

実はこちらの方がコマンドは簡単です。

$ yaourt [パッケージ名]

実行例:

システムのアップデート

PacmanによるシステムアップデートだとAURのパッケージはアップデートされません。しかしYaourtを使うとAURを含んだアップデートが可能になります。以下コマンドでどうぞ。(2014/9/28修正:yaourtはsudoコマンドでの起動は推奨されていません。)

$ yaourt -Syu

パッケージの削除

以下コマンドで削除します。

$ yaourt -Rs [パッケージ名]

AURからインストールしたパッケージを調べる

以下コマンドで調べられます。

$ yaourt -Qm 

ABSやAURからアーカイブをダウンロードする

以下のコマンドでパッケージのPKGBUIDファイルをダウンロードできます。こうして入手したファイルから自分でビルドすることも可能です。

$ yaourt -G [パッケージ名]

最後に・・・ご注意を

Yaourtは確かに便利なツールですが、ちょっと落とし穴もあります。それはAURのPKGBUILDファイルが常にベストな状態とは限らないということです。Arch Linuxは他のディストロに比較してシステムの重要な仕様が変更になることが多いですが、PKGBUILDの管理者がこれについていけてないとビルド時にエラーとなります。エラーの原因の多くは依存性の問題やソースURLの変更ですので、ご自身でPKGBUILDファイルを読み、依存性やURLの問題を解決し手動でビルドしましょう。基本はAURからの手動ビルド、でもYaourtを使うと便利ぐらいに思っておくと良いと思います。

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