Arch Linuxのmanコマンドを日本語化する方法

こんにちは。今回のテーマはArch Linuxのmanコマンドの日本語化です。DebianやUbuntu等の日本のコミュニティが大きいディストロ使っていると言語設定に合わせた言語でマニュアルが表示されるのですが、Arch Linuxの場合は英語がほとんどです。日本語化しておくと何かと便利かと思います。


そもそもmanコマンドって?

manコマンドはコマンドの使い方を表示するコマンドですね。Manualを略してmanコマンドです。使い方は簡単で以下のようにmanの後に調べたいコマンドを打つだけです。

$ man sed

出力例(英語版)
01

コマンドの使い方を調べる時には–helpオプションを使っている方もいるかと思いますが、manコマンドも結構頼りになりますよ。

manコマンドは日本語の方が便利

英語がものすごい得意だという方やコマンドのマニュアルぐらい英語で読めという主義の方は英語のまま使えば良いと思います。しかし、日常的に英語を使わない人間にとっては結構億劫なものだし、急いでいる時には英語が頭に入らなかったりってことは結構あります。筆者も英語はそこまで得意じゃないのでマニュアルは日本語に変更しました。

日本語パッケージのインストール

AURからPKGBUILDのダウンロード

まずAURからPKGBUILDファイルをダウンロードしましょう。現在AURには2つの日本語パッケージがあるのですが、今回はman-pages-ja-gitを使います。https://aur.archlinux.org/packages/man-pages-ja-gitにアクセスしてください。今回は~/Download/man-pages/にダウンロードしました。

パッケージのビルド

では、ビルドしていきましょう。

$ cd ~/Download/man-pages/
$ tar zxf man-pages-ja-git.tar.gz
$ cd man pages-ja-git
$ makepkg -s

ビルドが終わるとman-pages-ja-git-[バージョン名].pkg.tar.xzというファイルが出来上がります。

インストール

ビルドしたパッケージをインストールしましょう。
AURパッケージのビルドの仕方はAUR(Arch User Reposytory)を活用する方法をご参考に。

$ sudo pacman -U man-pages-ja-git-0.5.0.0.20140608-1-any.pkg.tar.xz

インストールされると/usr/share/man/ja_JP.utf8/ディレクトリ内に日本語マニュアルが入っています。

では使ってみましょう

使い方は英語版だったころと変わりません。manの後に調べたいコマンドを打てば良いだけです。

$ man [コマンド]

出力例(日本語版)
02

もし、英語で出力したいときは

$ LANG=C man [コマンド]

とすれば英語表示になります。

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