ブログをWordPressからAstroへ移行しました
2024-05-17
ブログをAstroへ移行しました
こんにちは。弊ブログ「クロの思考ノート」を静的サイトジェネレータAstroに移行しました。移行に伴う技術的な話は開発ブログに譲るとして、結果的にはAstroへの移行はとても満足しています。
まだWordPressからAstro向けの変換が完全でない点もあり、お見苦しい点もあるかと思いますが、徐々に調整していきたいと思います。
WordPressと決別したワケ
WordPressとの付き合いは長く、約10年ほどWordPressでブログを運営してきました。Webサイトを構築したことがない方が手軽に始めることができるCMSとしてはWordPressは大変優れたものだと思います。筆者がブログを開設したころはブログをやるならWordPress一択という状況でした。しかし、WordPressのバージョンアップによってプラグインが対応しなくなる場面などに遭遇する中で、よりシンプルで自分自身が管理しやすいシステムへ移行したいと漠然と考えるようになりました。
更にWordPressの新エディタGoutenbergの登場、そして新テーマとしてBlock Themeが登場しサイトのカスタマイズ性や複雑性は大きく変化しました。 WordPressは5.9から新たに採用したテーマBlock Themeを今後の標準テーマとし、従来のテーマはクラシックテーマという位置づけになりました。クラシックテーマは現時点ではサポートされていますが、従来どおりのCSS, JS, HTML, PHPを書いて行うテーマ作成は今後は傍流となり、これからはサイトエディタで編集作業を行っている作業が主流となるでしょう。筆者は個人的にWEBサイトの編集はCSS,JS,HTMLなどテキストベースで行い、シンプルなサイトを構築したいと考えており、この点はWordPressから離れる決定打となりました。
そのことの是非は置いておくとして、筆者にとってはWordPressは魅力的なCMSではなくなってしまいました。一方、世の中には多くの静的サイトジェネレータが生み出されており、WordPressから静的サイトジェネレータへの移行を決意しました。
Astro選んだワケ
WordPressから移行するにあたり候補となる静的サイトジェネレータを調査しました。Go言語でかかれたHugo,Pythonで書かれたPelican, Haskellで書かれたHakyll, Rustで書かれたZolaなど多数のサイトジェネレータがあります。どれも魅力的でしたが、日本語マニュアルが充実していて、ブログの作成方法が公式チュートリアルにあり、サイトマップやSSRなどの機能も充実している点からAstroを採用しました。
もしAstroでブログを作るだけならば、出来合いのThemeも用意されており、すぐにでも始めることができます。しかし、今回はAstoroを初めて触ってみるということもあり、自分自身でゼロからサイトを構築しました。
WordPressからMarkdownの変換ツールも作りました
WordPressからエクスポートしたXMLから静的サイトジェネレータ用のMarkdownに変換するのはそれほど難しくはありません。公式ドキュメントでもツールが紹介されていますし、Githubにもいくつかスクリプトが上がっていますが、今回は自分が使いやすいようにwp-to-astroというツールを書きました。まだ荒削りな作りですが、もしWordPressからの移行を考えている方は下記リンクのツールを使ってみてください。
まとめ
WordPressの将来的な方向性に個人的な違和感を感じ、静的サイトジェネレータへの移行を行いました。今後も皆の役に立つ記事を書けるように精進していきます。