初心者でも簡単!Solus 4.5をインストールする

こんにちは。今回のテーマは「初心者でも簡単!Solus 4.5をインストールする」です。Solusは独立系のLinuxディストリビューションでありLinux初心者にも使い勝手の良い環境を提供してくれます。2024年1月に4.5がリリースされました。

今回はSolusの導入方法を見ていきましょう。

Solusについて

Solusは独立系Linuxディストリビューションであり、サーバー用途ではなくデスクトップ用途に適したシステムを提供することを目指して開発されています。デスクトップ環境Budgieを生み出したのはこのSolusのプロジェクトです。Linux界で人気を二分するパッケージ管理方式DEB系、RPM系のどちらにも属さず独自のパッケージ管理ツールとしてeopkgを用います。

世の中に出た当初は公式リポジトリにあるパッケージも少なく、日本語環境も貧弱だったため積極的に初心者にオススメできるディストリビューションではなかったのですが、近年は日本語関係のパッケージも他のディストリビューションに劣らず充実してきています。2024年の1月にリリースされたSolus 4.5からはインストーラが日本語に対応しました。

リリース毎に番号が振られているために誤解されがちなのですが、Solusは現在はローリングリリース式の更新を採用しており、各リリースは特定のポイントでスナップショットです。よって一度インストールをすればユーザーはシステムのライフタイムを気にすることなく更新をしながら使い続けることができます。 

Solus 4.5のリリースを機にSolusを使ってみてはいかがでしょうか?個人的にはデスクトップ環境はBudgieがオススメです。なんたって元祖ですから。

インストールメディアの準備

メディアのダウンロード

まずはインストールメディアを用意します。Solusのダウンロードページからisoファイルをダウンロードします。デスクトップ環境はBudgie, GNOME, KDE Plasmaから選べ、ベータ版としてXFCEがあります。

DVDに焼く場合

LinuxユーザーであればBrasero等のBurnソフトを使用してisoファイルをDVDに焼いて下さい。

USBメモリを使用する場合

Windowsユーザーの場合はwin32diskimagerなどのイメージをデバイスに書き込むツールを使って作成して下さい。Linux上でisoファイルをUSBスティックにコピーする方法は色々ありますが、今回はddコマンドを使用します。

dd -i /path/to/iso_file -o /dev/sdX --status=progress

インストール

インストールメディアの起動

それではインストール作業を進めていきましょう。インストールメディアを入れて起動させます。もし起動しない場合はBIOSもしくはUEFIシステムの起動ディスクの設定を見直してUSBもしくは光学ドライブからOSを起動できるように設定して下さい。

grub画面

インストーラの起動

まずはデスクトップ上のアイコンをクリックしてインストーラを起動します。

インストーラ

インストーラを起動すると下図のような言語選択画面が出ます。’日本語’を選択し次に進みます。

言語設定

地域の設定をします。Tokyoを設定します。

ロケーション

キーボードのレイアウト設定をします。今回は’Japanese’を選択します。

キーボード

パーティションの設定を行います。ここの部分が初心者にはハードルが高いかも知れません。よくわからない場合はディスクを全消去してSolusを入れることをおすすめします。自動でパーティショニングをしてくれます。もし手動で設定する場合はUEFIシステムの場合はESP(EFI System Partition)の設定が必要なことに注意して下さい。今回はUEFIシステムにインストールするため、テーブル構成をGPTとします。もしBIOSシステムでインストールする場合はMBRとすることをおすすめします。

パーティショニング

次に高度な設定が出てきますが、特にチェックを入れず飛ばします。

ユーザー名の設定やパスワードを決定します。ホスト名はネットワーク上のコンピュータの名前なのですが、不明であれば’solus’など適当で大丈夫です。

ユーザー情報

インストール前の最終確認です。ここでインストールを選ぶとインストールが始まります。

最終確認

インストールが完了すると再起動を促す画面が出ますのでクリックして再起動します。これでインストール作業は終了です。お疲れ様でした。Solusので快適なLinuxライフをお楽しみ下さい。

最後に

以前は英語のみのだったインストーラも更新されSolus 4.5からは日本語で簡単にインストールできます。難しいことは聞かれずクリックで進めることができるので初心者にも難しくはないと思います。Solusとの出会いが充実したLinuxライフのきっかけになれば幸いです。

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