Arch LinuxでBluetoothを使う
2014-03-26
Arch LinuxにBluetooth環境を
こんにちは。お花見が楽しみにでしょうがないブログ主です。 Bluetoothは周辺機器のワイヤレス規格としての立場すっかり確立した感がありますね。 私もイヤホンとマウスはBluetoothを使っています。 DebianやUbuntuだとインストール直後からBluetoothツールが入っていて特に迷うことは無いと思います。 一方、Arch Linuxは自分で環境を構築するLinuxですから自分で準備する必要があります。
BlueZのインストール
インストール
Linuxでbluetoothを使う方法はBlueZが標準的です。 まずはBlueZをインストールしましょう。
$ sudo pacman -S bluez bluez-utils
設定
インストールしただけでは使えないので次のコマンドでsystemdに登録しましょう。
$ sudo systemctl enable bluetooth
bluetoothctlでペアリングする
さて、設定は終わりましたのでbluetooth機器とペアリングしていきましょう。 次のコマンドでbluetoothctlを起動します。
$ bluetoothctl
以下はbluetoothctl内でのコマンドです。 一度ペアリングして接続を完了させるとbluetoothctlに登録されるので 毎回接続する必要はありません。 まずbluetoothを有効にします。
power on
機器のペアリングを有効にしてデバイスを認識させます。
devices
もし、デバイスが認識しなかったら以下コマンドでデバイスを探し登録します。
scan on #機器の探索します
agent on #機器の登録します PINコードがある機器の場合は
pair
MAC addressはタブ補完を使うと便利です。 PINコードがない機器(マウス等)ではデバイスの信頼を登録する必要がある場合があります。
trust
MAC addressはタブ補完を使うと便利です。 最後に接続をします。
connect
再起動後もBluetoothの設定を有効にする
先ほどの設定のみだとシャットダウン後にbluetoothがpower offになってしまい、 起動の度にbluetoothctlを起動してpower onコマンドを打ち込む手間があります。 以下設定をして自動起動するようにしましょう。
$ sudo nano /etc/udev/rules.d/10-local.rules
で、10-local.rulesファイルを作成します。 以下内容を書き込みます。
# Set bluetooth power up ACTION==“add”, KERNEL==“hci0”, RUN+=“/usr/bin/hciconfig hci0 up”
GUIを使いたい方は
個人的にはあまり興味がないので省いてしましたが、 GNOEMをお使いの方にはGnome-bluetooth KDEをお使いの方にはBlueDevilと というツールがあります。 興味のある方はそちらをお使いください。 参考サイト:Arch Linux Wiki [adsense]