Linuxを日常的に使う実験ブログ

openSUSE 13.2をインストールする

 2014-11-10

 openSUSE

こんにちは。今回のテーマは『openSUSE13.2をインストールする』です。2014年11月4日にopenSUSE 13.2がリリースされましたね。これまでも取り上げたいと思いながらopenSUSEは取り上げられずに来ました。今回はちょうど13.2もリリースされたばかりなので扱いたいと想います。尚、openSUSE 13.2のサポートは2016年5月までです。 [adsense02]

SUSE LinuxからopenSUSEへ

openSUSEは元はSUSE社のSUSE Linuxが元になっていますが、SUSE社がノベル社に買収され、開発体制をコニュニティベースへ移行しオープンソース化したため名称もopenSUSEに変更されました。そのノベル社もAttachmate社に買収され、現在SUSEはノベル社から分割されAttachmate社の独立事業部門として生き残っています。SUSEとopenSUSEプロジェクトはHedHat社とFedoraプロジェクトのような関係にあります。つまりopenSUSEはコミュニティベースで開発されていますが、資金的な援助をAttachmate社(SUSE)から受けており、その成果はAttachmate社(SUSE)のSUSE Linux Enterpriseへと還元されるということです。

ヨーロッパを中心に人気のディストロ openSUSE

SUSE社は今では米国のAttachmate社の独立事業部門ですが、もともとはドイツの会社だったために今でもヨーロッパを中心に人気が高いディストロです。系譜としてはSlackware系であり、パッケージ管理はYaSTを使うというDebian系やRedHat系とは一味違った使い心地のディストロです。

まずはインストールディスクの入手

今回はネットワークインストール用のメディアをhttp://software.opensuse.org/から入手します。今回はマシンの性能を考慮して32Bit用にしました。(64bit用では途中でフリーズしてしまいました) 16

openSUSEをインストールしよう

インストールディスクの起動

ディスクの起動 01 言語の選択 02 日本語に切り替わりました 03 インストールを選択 03

設定

言語とキーボードレイアウトを確認し、ライセンスに同意できたら「次へ」を押す 04 オプションを聞かれます。不明であればチェックしなくて良いと思います。 05 パーティションの設定をします。不明であればおまかせで「次へ」を押します。 06 タイムゾーンを設定します。 07 デスクトップを選択します。GNOMEとKDEが前面に出ていますが、「その他のデスクトップ」を選択するとXfceやLXDEなども選べます。今回は使い慣れたXfceを選択します。 08 ユーザー名とパスワードを設定します 09

インストール

インストールの設定確認画面が出ます。もし気に入らない場合は「戻る」で設定し直しましょう。OKであれば「インストール」を押します。 10 最終確認されます。ここで「インストール」を押すとHDDへの書き込みが始まります。 11 インストールが始まるとしばらく時間がかかります。ゆっくり待ちましょう。 12

再起動とログイン

インストールが終わったら再起動します。ディスクは無理に抜かなくてもディスク起動時に「ハードディスクから起動」を選べばインストールしたGRUBが起動します。 13 ディスプレイマネージャーが起動します。マスコットのGeeko君(ちゃん?)がいますね。 14 基本的なソフトは一通り入っています。デスクトップ環境は日本語で表示され、日本語入力についてはibus-anthyおよびibus-mozcが入っていて「全角/半角」キーで問題なく切り替えできます。 15

最後に

かつてはKDEが標準デスクトップ環境だったopenSUSEもインストール段階から幅広いラインナップのデスクトップ環境を選べるようになりました。興味深いのはEnlightenmentをインストールメディアに組み込んでいることです。GUI環境のイントールが基本のディストロで最初からEnlightenmentを用意しているディストロはメジャーどころではなかなかないと思います。今回は使い慣れたXfceをインストールしましたが機会があればopenSUSEでEnlightenmentを使ってみるというのも面白いかなと思っています。 [adsense] ※“openSUSE “商標は、米国および その他の国における SUSE, LLC の商標です。当ブログで使用しているtrademarkは全てopenSUSE:Trademark guidelinesに則り運用していますが、不備がある場合は管理人まで連絡をお願いします。