Linuxを日常的に使う実験ブログ

EasyTAG:Linuxで使える音楽ファイルのタグ編集ソフト

 2015-07-16

 2016-07-11

 Linux全般

こんにちは。今回のテーマは『EasyTAG:Linuxで使える音楽ファイルのタグ編集ソフト』です。Linuxでもオーディオファイルのタグ情報を編集したいという機会はいろいろあると思います。今回は多くのディストリビューションで配布されている非常に便利なEasyTAGを紹介します。(なんだか通販番組みたいになってしまいましたが・・・) 【関連記事】 SoundConverter:Linuxで使えるオーディオファイル変換ソフト [adsense02] 【目次】 オーディオファイルのタグ編集はEasyTAGで EasyTAGをインストールする 基本的な使い方 便利なタグ編集画面 文字化けだって怖くない CDDBでトラック情報の検索もできる

オーディオファイルのタグ編集はEasyTAGで

EasyTAGはLinuxユーザーにとってはオーディオファイルタグ編集ソフトの定番とも言えるソフトだと思います。Flac,MP3,Ogg,ACC等のオーディオファイルのタグ編集が可能で、便利で非常に多機能なソフトです。文字情報だけでなく画像情報も編集可能です。 後述しますが、Windows時代からLinuxにオーディファイルを引き継いだためにタグ情報が文字化けしているなどのケースにも対応可能です。

EasyTAGをインストールする

EasyTAGはフリーウェアであり多くのディストリビューションで提供されています。ここでは代表的なディストリビューションでのインストールコマンドを挙げて起きます。(sudoを使わない方はsudo=root#と読み替えて下さい) Debian系(Debian,Ubuntu,Linux Mint等)

$ sudo apt-get install easytag

Fedora

$ sudo dnf install easytag

Arch Linux

$ sudo pacman -S easytag

Gentoo Linux

$ sudo emerge —ask media-sound/easytag

基本的な使い方

EasyTAGを起動すると以下のような画面が出ます。まずは左のツリーから音楽ファイルがあるフォルダを選択しましょう。すると中央の画面に音楽ファイルが表示されます。 01 基本的には中央の画面でファイルを選択して右側面の編集画面でタグを編集していきます。編集画面では”Image”を押せば画像情報との結びつけが可能です。音楽ファイルをモバイルや音楽プレーヤーで持ち歩く方には必須の機能かも知れませんね。 02 編集が終わったらメニューの”Save Files”かパネルの保存ボタンを押して変更を保存すればOKです。簡単ですね。 03 しかし、EasyTAGはそんな単純なソフトではありません。タグ編集に便利な機能がいろいろ入っているのです。全ては紹介できませんが主要な機能をご紹介できればと思います。

便利なタグ編集画面

右サイドのタグ編集画面ですが、なかなか便利な機能がついています。活用するとより編集が楽になります。

共通部分の一括入力

入力フォームの右端にボタンがあり、これを押すと選択しているファイル全てに共通して入力することが可能です。アーティス名やアルバム名など共通部分は効率的に入力出来ますね。 04

トラック番号の一括入力

コントロールを押しながらファイルを一つひとつ順番に選択した後に「トラック」の横にある”#“ボタンを押すとトラック番号が連番で入力されます。 05

文字化けだって怖くない

WindowsマシンからLinxuマシンにデータを移行したのは良いけれどオーディをファイルを再生してみたら曲名やアーティスト名が文字化けしていて残念な気持ちになったことはないでしょうか?ファイル名の文字化けは直せてもタグ情報が直らなくてお困りの方もいらっしゃるのでは・・・?そんな時にもEasyTAGは強い見方になります。 こんな症状ありませんか? 06 タグ情報を様々な文字コードで読み込むことが可能です。メニューバーの「編集」(Edit)の「設定」(Preferences)を開き「ID3タグの設定」を選択すると画面下に「IDタグ読み込み時の文字セット」があります。ここにチェックを入れてお好みの文字コードを選択肢ます。WindwosユーザーでしたらShift_jisを選択肢て下さい。 10 これで文字化けしていたタグ情報も読み込めるようになりました。あとはこの情報を保存すればLinuxでも文字化けせずにタグ情報が読み込まれるようになります。 07

CDDBでトラック情報の検索もできる

アルバムを取り込む際にCDDB情報を取得し忘れて曲をPCにに取り込んでしまった時などにはEasyTAGのCDDB機能は大変役に立ちます。EasyTAGでは自動検索としてfreedb.orgとmusicbrainz.orgの二つのデータベースから検索可能であり、高確率でヒットします。Bansheeで取得できなかったトラック情報も取得できる可能性があります。 使い方としてはアルバム全てのファイルを選択肢てパネル上のディスクマークのボタンを押します。 08 別ウィンドウが開きますので「検索」ボタンを押すだけです。 09 CDDBは曲の長さ等の情報から検索を行いますので1曲とか2曲だけの検索は難しいです。(ほぼまともな検索結果になりません)

最後に

駆け足でしたが、EasyTAGの紹介でした。このソフトは音楽を愛するLinuxユーザーには必須のソフトだと思います。まだまだ紹介できなかった細かい機能が沢山ありますが、使いながら発見していただければと思います。No Music No Life.今日も良いLinuxライフを! [adsense]