Linuxを日常的に使う実験ブログ

Debianに導入したXfce環境のディレクトリ名を英語化する

 2014-10-22

 Debian

こんにちは。今回のテーマは『Debianに導入したXfce環境のディレクトリ名を英語化する』です。インストール時に日本語を選ぶとユーザーディレクトリ内部のディレクトリが日本語化されてしまいます。目新しい話題ではないと思いますが日本語のディレクトリ名では特に日本語が使えないコンソール環境等では不便な状態に陥ります。ユーザーディレクトリ内の主要なディレクトリは英語化しておきましょう。今回はDebianのXfce環境で説明しますが、他の環境でも大差はありません。 [adsense02]

xdg-user-dirs-updateを使う場合

xdg-user-dirs-gtkが入ってなくても以下のコマンドで英語のディレクトリを作成できます。

$ LANG=C xdg-user-dirs-update —force

しかし、元のディレクトリが空であっても新たに英語のディレクトリが作成されで今までの日本語ディレクトリは自分で削除する必要があります。大した手間ではないですが、GNOMEやXfceのgtkベースの環境の方にはあまりオススメしません。

xdg-user-dirs-gtk-updateを使う場合

Xfce環境にはxdg-user-dirs-gtkが入っていない

そこでxdg-user-dirs-gtk-updateコマンドを使いたいのですが、DebianのXfce環境ではxdg-user-dirs-gtkが入っていませんでした。以下コマンドでインストールしておきましょう。

$ sudo apt-get install xdg-user-dirs-gtk

インストールが終えたら以下のコマンドでユーザーディレクトリ内のディレクトリを英語に変更しましょう。

$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

オプションにチェックを入れます。 01 日本語だったディレクトリ名が・・・ 02 英語になりました 04

日本語に戻したい時は・・・

GUI環境のみで使う方にとってはディレクトリの英語化はあまり恩恵がないかも知れません。使ってみたけど不便だから日本語に戻したいという場合は以下のコマンドを実行するだけです。

$ LANG=ja_JP.UTF-8 xdg-user-dirs-gtk-update

英語化した時と同様に中身が入っているディレクトリはリネームされません。中身の移動は手動で行いましょう。 03

最後に

当ブログの読者層には今回の記事は物足りなかったかも知れません。今回は筆者がxdg-user-dirs-gtk-updateとxdg-user-dirs-updateを混同していて少々手間取った経緯から記事にしました。この記事が少しでもお役に立てば幸いです。 [adsense]