CentOS 7にFlash Playerをインストールする
2015-03-18
2015-03-19
こんにちは。今回のテーマは『CentOS 7にFlash Playerを導入する』です。サーバー用途が多いCentOSにFlash Playerを導入したいという需要がどれだけあるか少々謎なのですが、お役に立てればと記事化しました。Adobe社はYUM向けのリポジトリでも配布しているので楽に導入できます。これもRed Hatのチカラでしょうか・・・ 【関連記事】 CentOS 7のChromiumにFlash Playerをインストールする [adsense02] 【目次】 まだまだFlash Playerが必要な状態 Adobeリポジトリを導入する方法 Firefoxでの確認
まだまだFlash Playerが必要な状況
HTML5がWEB界に浸透してきたとは言え、まだまだFlash技術を使ったサイトは多いです。動画配信サイトでもYoutubeなどはHTML5へ移行を進めていますが、まだまだ他のサイトではFlashプラグインなしで閲覧できないサイトも多い状況です。セキュリティ面での不具合報告が相次ぎ、個人的にはあまり使いたくないプラグインなのですが、まだまだ手放せないというのが正直なところです。
Adobeリポジトリを導入する方法
リポジトリの登録
YUM用にはAdobeがリポジトリを用意していますので、これを活用するのが簡単かと思います。以下のサイトにアクセスしてリポジトリファイルを取得します。 Adobeリポジトリのダウンロード https://get.adobe.com/jp/flashplayer/にアクセスしてLinux64bitの「Linux用YUM(YUM)」を選択してダウンロードします。今回は~/Downloadsにダウンロードしました。 Adobeリポジトリのインストール 以下ので順でコマンドを実行しリポジトリをインストールします。(sudoコマンドが使えない場合はrootで作業して下さい。)
$ cd ~/Downloads $ sudo yum localinstall adobe-release-x86_64-1.0-1.noarch.rpm
Flash Playerのインストール
Adobeリポジトリの登録が終わればあとは簡単です。以下コマンドでインストールしましょう。
$ sudo yum install flash-plugin
Firefoxでの確認
Flashプラグインがインストールされたか確認しておきましょう。下図のようにプラグインが導入されていればOKです。
software.opensuse.orgからインストールする場合(おまけ)
実はCentOS 7用のパッケージがsoftware.opensuse.orgにあります。Adobe社のリポジトリを登録するのがなんとなく嫌という方はこちらを使っても良いかも知れません。(ただし、サードパーティリポジトリなので更新頻度等は保証できません。自己責任で使って下さい。)
最後に
Flash Playerについてはつい先日も重大なセキュリティ上の脆弱性が指摘されたばかりで、ユーザーとしては「Adobeさん、またですか。やれやれ」という状態なのですが、市場から駆逐されるまでお世話になりそうです。使う際にはセキュリティ情報に注意して最新版にアップグレードすることを忘れずに使いましょう。 [adsense]