Linuxを日常的に使う実験ブログ

CentOS 7にFcitxを導入してanthyやmozcを使う

 2015-01-10

 CentOS

こんにちは。今回のテーマは『CentOS 7にFcitxを導入してanthyやmozcを使う』です。CentOSの日本語入力は標準でibusが入っていて、ibus-kkcによって日本語入力に特別困ることは無いのですが、他のディストロでfcitxを使っているユーザーの中にはCentOSでfcitxを使いたい方も多いのではないでしょうか? 【関連記事】 CentOS 7.0にibus-mozcをインストールする Fcitxのスキンを自分の好みにカスタマイズする [adsense02] 【目次】 Fedora 19のrpmパッケージを活用する Fcitxのインストール     rpmパッケージの準備     インストール     設定ツールのインストール 入力メソッドエディタ(IME)のインストール     設定ツールのインストール     fcitx-anthyを使う場合     fcitx-mozcを使う場合 Fcitxへの切り替えおよび設定     切り替え     設定

Fedora 19のrpmパッケージを活用する

例によってCentOSの公式リポジトリにはfcitxはありません。そこで今回はFedora19のrpmパッケージを活用することにします。ただfcitx-mozcについては一部openSUSE13.2のパッケージを活用します。理由はFedoraの公式リポジトリにfcitx-mozcのパッケージが無いからですが、その辺りの詳しいことはFedora 21に日本語入力fcitx-mozcを導入するをご覧ください。

Fcitxのインストール

rpmパッケージの準備

rpmfind.netにアクセスしてFedora19用のパッケージから以下のrpmパッケージをダウンロードします。パッケージの末尾がfc19.x86_64.rpmですのでお間違いのないようにご注意下さい。

  • fcitx-4.2.8-1.fc19.x86_64.rpm
  • fcitx-data-4.2.8-1.fc19.noarch.rpm
  • fcitx-gtk2-4.2.8-1.fc19.x86_64.rpm
  • fcitx-gtk3-4.2.8.3-1.fc20.x86_64.rpm
  • fcitx-libs-4.2.8-1.fc19.x86_64.rpm

また、設定ツールとして以下をダウンロードしておきます。 GNOMEやXfce等のGTK系のデスクトップ環境の場合 fcitx-configtool-0.4.7-1.fc19.x86_64.rpm KDE等のQt系の場合 kcm-fcitx-0.4.3-2.fc20.x86_64.rpm

インストール

以下のコマンドでインストールしましょう。長いコマンドですが依存性を解消するためパッケージをまとめてインストールした方が楽です。(コマンドは一行です)

$ sudo yum localinstall fcitx-4.2.8-1.fc19.x86_64.rpm fcitx-data-4.2.8-1.fc19.noarch.rpm fcitx-gtk2-4.2.8-1.fc19.x86_64.rpm fcitx-gtk3-4.2.8.3-1.fc20.x86_64.rpm fcitx-libs-4.2.8-1.fc19.x86_64.rpm

設定ツールのインストール

GNOMEやXfce等のGTK系のデスクトップ環境の場合

$ sudo yum localinstall fcitx-configtool-0.4.7-1.fc19.x86_64.rpm

KDE等のQt系の場合

$ sudo yum localinstall kcm-fcitx-0.4.3-2.fc20.x86_64.rpm

入力メソッドエディタ(IME)のインストール

fcitx-anthyもしくはfcitx-mozc使いたい方をインストールすればOKです。

fcitx-anthyを使う場合

anthyを使う場合はrpmfind.netからFedora19用の以下のパッケージをダウンロードします。

  • fcitx-anthy-0.2.0-2.fc19.x86_64.rpm
  • anthy-9100h-23.fc19.x86_64.rpm

以下のコマンドでインストールします。

$ sudo yum localinstall fcitx-anthy-0.2.0-2.fc19.x86_64.rpm anthy-9100h-23.fc19.x86_64.rpm

fcitx-mozcを使う場合

fcitx-mozcの場合はFedoraのリポジトリを使えないので少々厄介ですが、openSUSEのリポジトリを活用すればOKです。今回はopenSUSE rpmパッケージの準備 まず以下のFedora19用のrpmパッケージをダウンロードします。

  • protobuf-2.5.0-4.fc19.x86_64.rpm
  • zinnia-0.06-16.fc19.i686.rpm
  • zinnia-tomoe-0.06-16.fc19.x86_64.rpm

次に以下のopenSUSE13.2用のrpmパッケージをダウンロードします。

  • protobuf-2.5.0-4.fc19.x86_64.rpm
  • mozc-1.15.1868.102-1.4.x86_64.rpm
  • fcitx-mozc-1.15.1868.102-1.4.x86_64.rpm
  • mozc-gui-tools-1.15.1868.102-1.4.x86_64.rpm

mozc,ibus-mozcの削除 もし現在ibus-mozcを使っている場合はパッケージの衝突を起こすので削除しておきましょう。

$ sudo yum remove mozc ibus-mozc

インストール 以下コマンドで先ほどダウンロードしたパッケージをまとめてインストールします。(コマンドは一行です)

$ sudo yum localinstall protobuf-2.5.0-4.fc19.x86_64.rpm zinnia-0.06-16.fc19.i686.rpm zinnia-tomoe-0.06-16.fc19.x86_64.rpm mozc-1.15.1868.102-1.4.x86_64.rpm fcitx-mozc-1.15.1868.102-1.4.x86_64.rpm mozc-gui-tools-1.15.1868.102-1.4.x86_64.rpm

Fcitxへの切り替えおよび設定

切り替え

GNOMEをお使いの場合はibusとの統合を解除します。

$ gsettings set org.gnome.settings-deamon.plugins.keyboad active false

以下のコマンドでibusからfcitxへ切り替えます。

$ imsetting-swich fcitx

設定

以下のコマンドで設定ツールを起動します。(KDEの場合はkcm-fcitxを起動)

$ fcitx-configtool

日本語キーボードの下にanthyかmoxcの入力メソッドエディタ(IME)を設定します。 Anthy 01 Mozc 02 インライン入力できない時の設定 入力した時に文字が直接入らず、別の窓でしか表示されない場合は以下の設定を試して下さい。 設定画面で「アドオン」を選択肢「拡張」にチェックを入れます。Fcitx XIM Frontendを選択して「設定」を押します。 03 XIMでOn The Spotを使うにチェックを入れ「OK」を押します。 Fcitxを再起動します。 05 これで入力出来るようになりました。快適なLinux生活をお楽しみ下さい。 fcitx-anthy 06 fcitx-mozc 07

最後に

少々強引なやり方でしたがCentOS 7でFcitxを使えるようにしました。パッケージの依存性の問題は2015年1月現在のものですので、システムアップデートでFedora 20のパッケージが使えるようになる可能性もあります。 [adsense]