Slackware 15.0用のfcitx-mozcのSlackbuildファイルを公開しました

こんにちは。今回のテーマは「Slackware 15.0用のfcitx-mozcのSlackbuildファイルを公開しました」です。2022年2月にリリースされたSlackware 15.0用のfcitx-mozcのパッケージを作成するためのSlackBuildファイルを公開しました。筆者がSlackBuilds.org(SBo)にてfcitx-mozcのメンテナをしているので、今回公開したスクリプトはSBoにも投稿予定です。

[2022年4月24日追記]
SBoへの投稿受け付けが開始しましたのでVer2.26.4220.102.1のスクリプトを投稿しまし受理されました。4月24日現在ではSBoより利用することが可能です。


Slackware 15.0がリリース

2022年2月にSlackware 15.0がリリースされました。Slackware 14.2が2016年7月のリリースでしたから実に約6年ぶりのリリースとなります。Slackwareを愛用している方の中には14.2のパッケージの古さからSlackware-currentに移行し15.0の登場を心待ちにしていた方も多かったと思います。今回のリリースではデスクトップ環境にはXorgサーバだけでなくwayland対応のKDEが搭載されるなど現代的な作りとなっていると感じます。

fcitx-mozcもSlackware 15.0に合わせて更新します

さて、fcitx-mozcに話を戻します。Slackware 15.0リリース前の話ですが、当時のSlackware-currentでfcitx-mozcのビルドをトライした方からご連絡をいただき、Arch LinuxのPKGBUILDも参考にしながらSBoに投稿するためのfcitx-mozc.SlackBuildファイルをSlackware 15.0用に用意してきました。しかしながら、現時点ではSBoは投稿受付を停止しているため、Github上でスクリプトをやや改変して公開することしました。

SlackBuilds.orgはアップロードフォームが停止

上記でも少し触れましたが、2022年3月21日時点でSBoはアップロードフォームが停止しています。

停止したアップロードフォーム

SBoのアップロードフォームが稼働し受付を開始したら、バージョン2.26.4220.102のfcitx-mozc.SlackBuildファイルを投稿します。

fcitx-mozcのSlackBuildファイルをGithubで公開

SBoへの投稿予定のスクリプトとはやや異なりますが、Slackware 15.0用のfcitx-mozc.SlackBuildを筆者Githubで公開します。

fcitx-mozc.SlackBuild

SBoへ投稿予定のものとの主な違いはソースコードの取得部分と、ソースをビルドする場所に関する部分です。SBo用のスクリプトではソースコードの取得はsbopkgが行う前提での記載でしたので、スクリプト単体でソースコードの取得からビルド、パッケージ化まで完結できるよう修正しました。

以下のようにgithubからクローンしてfcitx-mozc.SlackBuildファイルを実行してください。

$ git clone https://github.com/kurocode25/fcitx-mozc.SlackBuild.git
$ cd fcitx-mozc.SlackBuild
$ sh ./fcitx-mozc.SlackBuild

すべての作業が終わるとtgzファイルが作成されていると思います。以下のようにinstallpkgコマンドでインストールを実行してください。

installpkg fcitx-mozc-2.26.4220.102.1-i586-1_Kuro.tgz

最後に

Slackware 15.0がリリースされたらすぐに公開しようと思っていたのですが、リリースから1ヶ月以上が経ってしまいました。SBoへの投稿が完了したタイミングでfcitx-mozcの導入記事でも書きたいと思います。

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