Linuxとの出会い(3)

Linuxを選ぶまで

マイクロソフト社の一強となったデスクトップマシンの世界に不安を募らせた私が目を向けたのはLinuxFreeBSDだった。結果的には大学で利用した経験があったLinuxを採用することとした。私がLinuxを導入する契機として大学で実際に触る経験があったのは大きいと思う。FORTRANが必修科目だった私はLinuxマシンで課題をこなしていた。デュアルインストールについても何となく知っていた。

ディストリビューションってなんだ?

しかし、具体的に何をすれば良いのか?Linuxの正体もディストリビューションの正体も当時は分からなかった。Linuxについてインターネットで調べるとRed Hat,Fedora core,Vine linux,Turbolinux,Gentoo Linux,SUSE・・・いろんな種類が出てくる。これらの違いは何なのか?何を選べば良いのか?さっぱりわからない・・・

Debianとの出会い

そんな頃、たまたまDebianのHPにたどり着いた。私は食い入るようにHPを読んでいた。マイクロソフトの独占に対抗するフリーなOSがここにあるじゃないか。私はDebianの導入を検討していた。

2003年当時、Debianは他のディストリビューションに比較しインストールは困難だが、そこを乗り越えれば非常に安定していて堅牢だという噂だった。Linux初心者には荷が重かったが、HPのインストールを頼りにXPとのデュアルインストールに挑戦したのだ。グラフィカルインストールではなかったが特に難しいことはなかった。

Debianインストール そして・・・

しかし、問題はインストール後だった。GRUB画面のあと真っ暗なのだ・・・

え?ちょ・・・これは困った。いろいろ調べてわかったのはGRUBがrootパーティションを見つけられないことに気がついたのだ。当時はHDDの接続はIDE接続が一般的だったが私の使っていたノートPCはSATAだった。GRUBの記載は

root=/dev/hd2

なのだが、これを

root=/dev/sda2

に書き換えないとカーネルを見つけられないという今考えれば当たり前のことなのだけど、当時は真っ黒な画面を相手に格闘し続けた。(今のインストーラーでは考えられないことでしょうが・・・)

ようやく起動したけど・・・

なんとか起動したとおもったらコンソール画面・・・一番初めに覚えたコマンドはstartxだ(笑)その後、日本語環境の整備やデスクトップ環境の設定をインターネットの助けを借りながら徐々に行なってくことになる。

最後に

これが私とLinuxの出会いです。長い駄文にお付き合いいただき申し訳ない。ついでに言っておくと私が初めてDebianをインストールしたノートパソコンはEcoLinuxが入り今でも動いています。

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