Linuxにアンチウイルスソフトは不要なのか?
※マルウェアEburyに関する記事はコチラをご覧ください。
1.はじめに言い訳を
まず最初に申し上げておくが、セキュリティに関して「絶対」は存在しない。
これから述べることは、通常考えられる使い方でデスクトップ用途で使う場合の話だ。
『絶対、絶対に流出したらマズい情報が保管してあるPCなんだけどウイルスソフト必要?』
って聞かれたら、そりゃ必要と答えますわ(笑)
それ以前に、そんなPCは物理的にネットから切断しなくてはいけない。
2.で、やっぱり必要なの?
言い訳がましい前置きをしたところで
Linuxにウイルス対策ソフトは必要なのか?というテーマである
私の個人的な考えでは
自分のLinuxマシンが感染することを防ぐ目的ならば特に不要であると考えている。
基本的にはリンク先の記事と同意見である。
リンク:新米Linuxユーザーへの一言アドバイス――アンチウイルスソフトは不要です
Windowsに比べれば非常に少ないがLinuxを狙ったウイルスは確かに存在する。
技術的にはLinuxだって感染はするのだ。
しかし、その確率はとても低いし、ちょっとした注意で
限りなくゼロに近づけると考えている。
3.守るべき注意事項
基本的な注意事項を守っていればLinuxはかなり堅牢なOSである。
少なくとも、ウェブブラウザでサイトにアクセスした途端にシステムが侵食されるとか
ワンクリックでシステムがウイルスに乗っ取られるといった
Windowsでは頻繁に起きる事態は防げるようになっている。
少なくとも以下のことは注意しておこう
(1)信頼できるリポジトリからのみインストールする。
これは極めて重要だ。
ディストリビューション公式のリポジトリや信頼度の高いリポジトリから
パッケージをインストールしていれば、まずウイルスは入り込まない。
Windowsユーザーがスパイウェア等に入り込まれる多くは
Webで探してきたフリーウェアに紛れてインストール場合だからだ。
(2)やたらとroot権限にならない
root権限になるということは無防備になるという認識を持ったほうが良い。
ソフトウェアのインストールや削除、システムの設定以外で
何故か突然にrootパスを求められたら、むやみに入力してはいけない。
(3)デスクトップテーマやスクリーンセイバーはダウンロード数の多いものを選ぶ
Gnome-Lookというデスクトップ環境テーマ配布サイトで
配布されたスクリーンセイバーに悪意のあるプログラムが仕掛けられた例がある。
(ソース:Wikipedia)
ダウンロード実績の多さは安心材料でもあるのだ。
4.最後に
セキュリティの脅威はウイルスだけではない。
フィッシングや詐欺メールの脅威はOSに関係なく襲い掛かってくる。
しかし、私はWindowsを使っていたころよりも、少なくともウイルスに関しては
安心感が増している。
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僕も同意見です
Linuxは基本的にはパッケージシステムでインストールする事がほとんどでありそのパッケージ自体が極めて悪意が無いソフトウェアばかりなのでウィルスに感染すること自体がまれです
まして現PCユーザ環境はやっぱりWindowsがほとんどな為にわざわざLinuxで個人で動かしている人を攻撃する行為自体が悪意あるハッカーの人にとっては一銭の得になりません
まずはアップデートとアップグレードしとけば感染はほぼしないかと
だからそもそもウィルス対策ソフトは不要です