Arch Linuxを使ってみた

まずは率直な感想を

実に面白い。

インストールした状態では最小パッケージだけしか入っておらず
後はユーザーが好きなようにカスタマイズできる。

最初から全部入りを目指す重いディストリビューションが増える中で
軽量で軽快な環境を提供してくれる。

使ってみて驚くのは、その洗練されたシステムデザインと使い勝手の良さだ。
小さなパッケージを集めて自分だけのシステムを構築していく楽しさを味わえる。

画面はArch linix + Xfce + fcitx + 無線LAN環境で構築した私のノートPC

Arch Linuxって?

すでにご存知の方も多いと思うがArch LinuxはThe Arch Wayという設計哲学に則って設計されている。

  1. シンプルであること
  2. 便利であることよりも正確なコードであること
  3. ユーザー中心であること
  4. オープンであること
  5. 自由であること

Arch Linux プロジェクトの創設者 Judd Vinetの言葉だ
“[Arch Linux] is what you make it.” ([Arch Linux] は自分で作るもの) 

理念に共感できるなら導入を検討しては?
ようこそArch Linuxの世界へ

現代的なパッケージ管理とカスタマイズ性の両立

パッケージ管理はpacman(package manager)という管理システムで
バイナリ形式で公式リポジトリから取得できる。

一方で、公式から得られないパッケージはユーザーで作られるAURという
リポジトリからダウンロードして自分でビルドできる。
 (もちろんビルドツールもある)

そう、Arch LinuxはUbuntuのような手軽なパッケージ管理法を維持しながら
GentooやSlackwareようなLinux界の極左と言われるディストロの
雰囲気を味わえるのだ。

インストール画面は無愛想だ

最近のユーザーフレンドリーなGUIに慣れた方はインストーラーを起動して面食らうかも知れない。
インストールはCUIのみだ。
しかも対話式インターフェースですらない。
真っ暗なコンソール画面にコマンドを打ち続ける作業が続く。

これがインストーラー起動後の画面・・・

 入り口は他のディストリビューションと変わらない感じ
起動後・・・CUIコンソール画面のみ

しかし、さほど心配することはない。
インストールマニュアルがとっても親切!
これがArch Linux流のユーザーフレンドリーなのだ。

こんな人にオススメ

  • 最小パッケージからLinuxを構成してみたい人
  • 最近のディストロはパッケージが複雑化し、重たいと感じている人
  • 何となくオートよりもマニュアル派だと思う人
  • SlackwareやGentooに挫折した人
  • Ubuntuに飽きた人
  • 自作PCのカスタマイズに愛を感じる人

当ブログでもインストールからGUIデスクトップ環境、日本語環境の構築を
今後の記事で導入記録を紹介していく予定です。

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2件のコメント

  • クロさん

    はじめましてっ Habitat ですっ

    Arch Linux を導入されたんですねっ

    わたしも、ゆくゆくは入れたいと思いDLまでしたんですが、
    インストールの敷居が高いと聞いたのもあり、すこし躊躇してました。。
    先に、Bridge か Manjaro を入れよかなーと思ったり。。

    うーん見てると入れたくなってくる~
    Arch Linux の今後の記事楽しみにしてますっ

  • Habitatさん はじめまして。
    コメントありがとうございます。

    Arch Linuxは何かとLinux界で話題となってたので
    一度触ってみたいと思ってたんですよ。

    たしかにインストールの敷居はちょっと高いですよね。
    でも、その大衆に媚びてない姿勢が好きだったりします(笑)

    機会があれば、ぜひ使ってみてください。

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