Linux Mint 17 Qianaベータ版を使ってみた

こんにちは。Linux Mint 17のベータ版が公開されましたね。
インストールして使ってみたので、印象と新機能の紹介をしたいと思います。
今回はLinux Mint 17 MATE RCをインストールしました。

Cinnamon版について気になる方はコチラをご覧ください。


開発コードは”Qiana”

Qianaとはナイロン製の光沢のある絹に似た合成繊維のことだ。熱気が溢れかえる1970年代のディスコブームの立役者といえば、イメージがつくだろうか。そんな熱気と絹のようなスムーズさをもった開発をしたいという開発陣の思いが込められているらしい。

構成

MATE 1.8
MDM 1.6
Linux kernel 3.13
Ubuntu 14.04 package

スクリーンショット

クリックで画像を拡大できます。

LTSへの対応

Linux Mint 17はLTS版である。
セキュリティサポートは2019年まで受けることが可能だ。

新たな特色

目立った所をピックアップしてみた。

アップデートマネージャー

アップデートマネージャーは
アップデートの履歴はアップデートマネージャーだけでなく
システム全体のパッケージ更新履歴を記録している。
つまりapt-get を使ってもaptitudeを使っても履歴は一つにまとめられているということだ。
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ドライバーマネージャー

今回導入のドライバーマネージャーによりネットワークに接続することなくドライバーの導入が可能になった。

ログイン画面

マルチモニターのサポート
HTMLグリーターがHiDPIをサポート
リカバリーコマンドが使えるようになり、緊急時はコンソールからログインして設定を変更したり再起動できる。
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Languages

いままで「言語サポート」という地域と言語の設定を行ってきたパッケージに替り今回から導入された設定メニュー
「言語サポート」に比較しシンプルで洗練されたUIになった印象。
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ソフトウェアソース

UIに若干の変更があったとのこと・・・
筆者にはあまり変わったように見えなかったが・・・
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ウェルカムスクリーン

WebKitを使わないようにしたため、起動が早くなったらしい・・が個人的には必要を感じないパッケージなんですけどね。
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使ってみた感想

Linux Mintを触る度にいつも感じることは素晴らしい統一感である。
親切で洗練されたOSとしてはUbuntuよりも優れた点も多く、今回の17の出来も期待を裏切らないものになっていると思う。
Ubuntuほどの癖がなく、さり気なくユーザーをカバーする親切さと見た目のシンプルさ。
筆者は最近メインマシンにXubuntu14.04をインストールしたばかりだが、Linux Mintに乗り換えようか正直迷い始めた。

最後に不具合の注意事項

今回筆者がベータ版を触ってみた体験では特に不具合は感じられず、非常に滑らかに動作していた。
しかし、公式HPでは不具合が報告されているのでベータ版を試してみたい方は自己責任でお願いします。

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