Linuxインストール時のパーティションの区切り方

公開日: : 最終更新日:2014/06/27 Linux全般

 

こんにちは。今回のテーマはパーティションの区切り方です。これは用途によっても異なるし人によって流儀があるのでこの記事はあくまで筆者の方針を書いているだけですので、そこはご了承ください。更に、ブートパーティションの話になるとMBRとGPTにも言及する必要がでてきますので、省略します。


初心者を戸惑わせるパーティショニング

Linuxのインストールを何回もやっている方はパーティショニングで戸惑うことは無いと思うのですが、初めてLinuxを入れる方は正直ピンとこないのではないのでしょうか?

もちろん、WindowsにもCドライブやDドライブがあってパーティショニングぐらい知ってるわという声は耳にします。しかしいざインストール時に設定画面をみると「SWAP領域?マウントポジション?ルート?」とクエスチョンマークが浮かんでいる方も多いようです。

はじめに完成のイメージを

では、最初に目指すべきパーティショニングのイメージを掴みましょう。このイメージができれば、自分独自のパーティショニングも簡単に出来るようになります。

今回は200GBのハードディスクを搭載したPCにLinuxをインストールすることを想定します。※Gentoo Linuxでは更にbootパーティションを作成することを推奨しています。私の場合は以下の図のようにパーティショニングをして使うことが多いです。(バックアップ領域はインストールに必須ではありません)

partition01

Swap領域はRAMの1〜2倍

まず、Swap領域ですが、これはRAM(メモリー)では処理しきれない情報を一時的に保存する領域です。Mac流に言うと仮想メモリーといったところでしょうか。Linuxはシステム構築時に自分でハードディスクの領域として確保する必要があります。

では、Swapr領域はどのくらい確保すれば良いのでしょうか?一概には言えないのですが、一般的にはRAMの1〜2倍あれば良いとされています。もっと多めにしても良いのですが、それだけHDDの無駄遣いになるので、オススメできません。

また、システムモニター等でSwap領域への書き込み頻度が確認できますが、あまりにSwap領域へのアクセスが多いのはメモリー不足の証拠です。増設を検討しましょう。

システム領域は余裕をもって

最近のハードディスクの容量の増大化は恐ろしいスピードですね。90年代後半のパワーマック(当時35万円)のHDDは320MBでした(笑)CDの半分程度の容量です。今や1Tや2Tは珍しくなくなってきてますね。

なので、HDD容量の心配はそこまでしなくて良いと思いますが、インストールするOSの最低容量は確認しましょう。そして、最低容量の3〜5倍程度余裕を見ておけば、新パッケージの追加でも安定した運用ができるかなと考えています。
以下にUbuntuとLinux Mintの動作スペックを記しておきます。

  • Ubuntu : 5GB
  • Linux Mint : 10GB

そして、マウントポジションには”/”を設定します。

homeディレクトリは別ディレクトリに

これは好みの分かれるところです。homeディレクトリも他のシステムディレクトリと一緒にする方もいます。しかし、私は分けた方が良いと考えています。

最大の理由はシステムの再インストールをしてもhomeディレクトリのデータやアプリケーションの設定ファイルは残るからです。

私は最近Ubuntu14.04のアップグレードに何故か失敗しXubuntuを入れ直しましたがhomeディレクトリを切り離しておいたおかげで、新システム導入後も以前と変わりなく使用することが出来ました。

このhomeディレクトリの容量は多めに取ったほうが良いです。どのようなデータを扱うかにもよりますが、画像、音楽、動画といったユーザー用の「重い」データは大抵ここに保存することになります。最近だと100GB以上はあったほうが安心ですかね。

マウントポジションには”/home”を設定します。

できればバックアップ領域も

バックアップ領域はなくても良いですし、別のHDDを積んでるのであれば、そちらでも構いません。或いは頻繁にDVDにバックアップを取る方法もあります。とにかくHDDを過信すると痛い目に会うのは多くの方が経験済みだと思います。

このバックアップ領域ですが、FAT32もしくはNTFS形式でフォーマットしておくことをオススメします。システムが破壊してしまった場合、周囲にWindows機しかなくてもFAT32かNTFS形式なら救出が可能です。

以上をまとめると

  • Swap領域はRAMの1〜2倍の容量
  • システム領域は基本パーティションに、マウントポジションは”/”にする
  • homeディレクトリは別パーティションとしてマウントポジションは”/home”とする

ということですね。お疲れ様でした。

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Comment

  1. Ado より:

    14.04を愛用しています、このHPとても参考になりました、しかしBackup領域sd2の設定法がわからず、相変わらず全HDDを使っています。
     2chのlinuxすれにも質問しましたが2W経ってもコメントなく
    ご本家の作者さんに質問したします。
     よろしくお願い申し上げます。

    • クロ より:

      Adoさん

      今週多忙でブログ見れておらず
      返信遅くなり大変失礼いたしました。

      HDD全体を使用しているとのことですが、HDD全体をひとつのパーティションとして
      Ubuntuがインストールされていると言うことでしょうか?
      もし上記の状態であるならば、インストールされたUbuntuからパーティションを操作
      することは出来ないと思います。UbuntuのLiveDVDやknoppix等の外部システムを使用して
      HDDがアンマウントされた状態で作業して下さい。

      今回はHDD全体を使用しているパーティションを縮小して新たなパーティションを作成する作業が必要なので、GpartedやQTParted等のGUIソフトが直感的で使いやすいと思います。UbuntuのLiveDVDでこれらのツールを起動してパーティショニングを行って下さい。

      今回の記事でのsda2はLinuxシステムが壊れた際にHDDを取り外してWindowsマシンで読み取れる用に
      FAT32でフォーマットしています。新たに作成したsda2をFAT32でフォーマットする場合は

      # mkfs.vfat -F 32 /dev/sda2

      コマンドで出来ると思います。これで記事で紹介したバックアップ用としてのsda2が作成出来るとお思います。ご不明な点あればメールいただければ分かる範囲で回答致します。

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