Debian 9にPostgreSQL 10をインストールする

こんにちは。今回のテーマは「Debian 9にPostgreSQL 10をインストールする」です。Debian9でPostgreSQL 10や11を使用したいことってありますよね。Debianの公式リポジトリにはPostgreSQL 9.xまでのパッケージしか存在しないためメモとして導入方法を記事にしておきました。


【目次】
PostgreSQLプロジェクトのリポジトリを登録しよう
リポジトリの登録
PostgreSQLのインストール
バージョンの確認

PostgreSQLプロジェクトのリポジトリを登録しよう

2019年8月現在、Debian9の安定版リポジトリがサポートしているPostgreSQLのバージョンは9.xです。よって10.x系のPostgreSQLを導入するにはPostgreSQLプロジェクトのサードパーティリポジトリを導入する必要があります。基本的にはサードパーティリポジトリを導入した後はaptコマンドでインストールするだけです。

リポジトリの登録

まずは追加するリポジトリのファイルを作成します。尚、以下のコマンドではルート権限での実行の場合にはsudoコマンドを用います。sudoがインストールされていない場合にはルート権限で実行してください。


$ sudo vim /etc/apt/sources.list.d/pgdg.list

エディタで以下のフレーズを追加します。


deb http://apt.postgresql.org/pub/repos/apt/ stretch-pgdg main

以下のコマンドでリポジトリのキーを登録します。


$ wget --quiet -O - https://www.postgresql.org/media/keys/ACCC4CF8.asc | sudo apt-key add - sudo apt-get update

ここまでの処理でリポジトリの登録は完了です。

PostgreSQLのインストール

リポジトリの登録が完了しているのでaptコマンドでインストールしていけばOKです。


$ sudo apt install postgresql-10

バージョンの確認

使用されているバージョンの確認は以下のコマンドで行います。


$ psql --version

以下のような出力がされるはずです。


psql (PostgreSQL) 10.9 (Debian 10.9-1.pgdg90+1)

最後に

Linuxに慣れている方だと「公式リポジトリにないな。サードパーティリポジトリを登録しよう」となると思いますが、初心者の方の場合は戸惑うこともあるかも知れませんね。この記事が何かのお役に立てば幸いです。

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