CentOS 7にFlash Playerをインストールする

こんにちは。今回のテーマは『CentOS 7にFlash Playerを導入する』です。サーバー用途が多いCentOSにFlash Playerを導入したいという需要がどれだけあるか少々謎なのですが、お役に立てればと記事化しました。Adobe社はYUM向けのリポジトリでも配布しているので楽に導入できます。これもRed Hatのチカラでしょうか・・・
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【目次】
まだまだFlash Playerが必要な状態
Adobeリポジトリを導入する方法
Firefoxでの確認

まだまだFlash Playerが必要な状況

HTML5がWEB界に浸透してきたとは言え、まだまだFlash技術を使ったサイトは多いです。動画配信サイトでもYoutubeなどはHTML5へ移行を進めていますが、まだまだ他のサイトではFlashプラグインなしで閲覧できないサイトも多い状況です。セキュリティ面での不具合報告が相次ぎ、個人的にはあまり使いたくないプラグインなのですが、まだまだ手放せないというのが正直なところです。

Adobeリポジトリを導入する方法

リポジトリの登録

YUM用にはAdobeがリポジトリを用意していますので、これを活用するのが簡単かと思います。以下のサイトにアクセスしてリポジトリファイルを取得します。
Adobeリポジトリのダウンロード
https://get.adobe.com/jp/flashplayer/にアクセスしてLinux64bitの「Linux用YUM(YUM)」を選択してダウンロードします。今回は~/Downloadsにダウンロードしました。
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Adobeリポジトリのインストール
以下ので順でコマンドを実行しリポジトリをインストールします。(sudoコマンドが使えない場合はrootで作業して下さい。)

$ cd ~/Downloads
$ sudo yum localinstall adobe-release-x86_64-1.0-1.noarch.rpm

Flash Playerのインストール

Adobeリポジトリの登録が終わればあとは簡単です。以下コマンドでインストールしましょう。

$ sudo yum install flash-plugin

Firefoxでの確認

Flashプラグインがインストールされたか確認しておきましょう。下図のようにプラグインが導入されていればOKです。
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software.opensuse.orgからインストールする場合(おまけ)

実はCentOS 7用のパッケージがsoftware.opensuse.orgにあります。Adobe社のリポジトリを登録するのがなんとなく嫌という方はこちらを使っても良いかも知れません。(ただし、サードパーティリポジトリなので更新頻度等は保証できません。自己責任で使って下さい。)
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最後に

Flash Playerについてはつい先日も重大なセキュリティ上の脆弱性が指摘されたばかりで、ユーザーとしては「Adobeさん、またですか。やれやれ」という状態なのですが、市場から駆逐されるまでお世話になりそうです。使う際にはセキュリティ情報に注意して最新版にアップグレードすることを忘れずに使いましょう。

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