Bluefish:Linuxで使える多機能なHTMLエディタ
こんにちは。今回は多機能HTMLエディタとしてBluefishをご紹介します。最高のエディタはVimとEmacsだと主張する方もいらっしゃると思いますが、(それを否定はしませんが)やはりHTMLに特化したHTMLエディタは便利なものです。以前はKompoZerが有名でしたが、現在は開発が終了し後発のBlueGriffonが出ていますね。(BlueGriffonだとディストロを横断した環境の構築が難しかったので今は検討段階です。)
※2018-12-20に古いコマンド等を修正
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Linuxで使えるHTMLエディタは?
今回紹介するBluefishはWeb系開発に強いエディタです。htmlだけでなくphpをコーディングする時にも便利です。Linuxで使えるHTMLエディタの決定版とも言えると思います。
(画像はhtmlファイル編集中のBluefish)
Bluefish公式ページ(英語)
多くのディストロでサポートされているHTMLエディタ
Bluefishは多くのディストロで扱われているので環境に依存することなく常に操作体系が同じ開発環境を整えることが出来ます。私はデスクトップマシンがXubuntuでノートパソコンがArch(とDebian)ですが、いずれのディストロでもリポジトリ用意されており、導入にも手間取りません。Blog作成には重宝しています。
インストール
以下のコマンドでインストールできます。
Ubuntu・Debian・Linux Mint
$ sudo apt-get install bluefish
Arch Linux
# pacman -S bluefish
Fedora
# dnf install bluefish
システム言語を日本語にしていれば、自動的に日本語表示がされると思います。
Bluefishを使ってみる
タグ入力が簡単なメニューバー
テキストベースのエディタですが、当然GUIは整っています。メニューバーには通常使うメジャーなHTMLタグだけでなくHTML5や表の作成等も簡単に行えるようにボタンが並んでいます。
・標準的なHTMLボタン
ショートカットで快適なタグ入力
ショートカットキーは覚えるまでに時間がかかりますが、慣れるとHTMLの入力が加速します。これぞHTMLエディタを使う最大のメリットですよね。また、ショートカットキーは自分で割り振ることも可能です。
色の編集も簡単
カラーコードは色を見ながら決めたいことが多いですよね。純粋なテキストエディタだと手が届きにくいところです。Web系開発に特化したエディタだからこそ色の編集は簡単です。カラーコードの上で右クリックすればカラーピッカーが出ます。
スタイルシートの編集も快適
スタイルシートの入力補助もバッチリです。右クリックでタグの編集を選べばCSSの編集もできます。基本的にはマウス操作だけでCSSを作成することができます。
最後に
「ホームページビルダーみたいなソフトが使いたい」と思っていた方には少々期待外れだったかも知れません。
Bluefishはあくまでエディタであり、GUIでのWeb作成ソフトではないからです。しかし、HTMLの知識がある方が文字ベースで編集をする際には強い味方になるツールだと思います。
WindowsユーザーはBlueGriffonの方が馴染があって、Linuxでもそちらを使いたいかも知れません。http://bluegriffon.org/pages/Build-BlueGriffonのにビルド方法がありますので挑戦しても良いかも知れません。(筆者の場合はDebian Wheezy 7.3時代に試しましたが依存パッケージのバージョンが古くて断念しました。2018-12-20現在、Arch LinuxではAURにPKGBUILDがありますが、筆者は導入未確認です。Arch Linuxではextraリポジトリから提供されています。)
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