Arch Linuxでflatpakを利用する

公開日: : 最終更新日:2019/01/23 Arch Linux

 

こんにちは。今回のテーマは「Arch Linuxでflatpakを利用する」です。flatpakはディストリビューションに関係なく使えるパッケージ間の依存性をなくしたパッケージ管理の仕組みです。Arch Linuxでもこの仕組みが使えますので今回は実際にskypeをインストールしながらflatpakを見ていきたいと思います。


【目次】
flatpakって何?
flatpakのインストール
flatpakを使ってみる
flatpakでskypeをインストールしてみる

flatpakって何?

冒頭でも簡単に触れましたがflatpakはパッケージ管理システムの1つで、仮想化されたサンドボックス内でアプリケーションを実行することでシステムのアプリケーションやライブラリに依存しないことを特徴としています。仮想環境でアプリを動かしますのでディストリビューションに依存しない運用が可能です。

flatpakと似た仕組みとしてUbuntuのスポンサーであるCannonical社が進めるsnapsというパッケージ管理手法があり、Ubuntu向けの最新版のアプリケーションは、snapsのパッケージとして配布されるものもあるようです。仮想化によるパッケージ管理方法としては今後、flatpakとsnapsが双璧となるのではと考えています。

Arch LinuxにはpacmanおよびAURという素晴らしいパッケージ管理方法があるのですが、プロプライエタリなアプリケーション等は提供がない場合もあり、flatpakを併用していくという選択肢もあると思います。

flatpakのインストール

flatpakのインストールはpacmanでflatpakパッケージを導入するだけです。

$ sudo pacman -S flatpak

flatpakを使ってみる

リポジトリの登録

Arch Linuxの場合はインストール直後からflathubのリポジトリが登録されています。以下コマンドで確認してみましょう

$ flatpak remotes

出力例

Name    Options
flathub system

もし登録がない場合は自分で登録する必要があります。デファクトスタンダードとなっているflathubのリポジトリを登録するには以下のコマンドで登録します。

$ flatpak remote-add --if-not-exists flathub https://dl.flathub.org/repo/flathub.flatpakrepo

これでflathubに登録されているパッケージはインストール可能となりました。

flatpakの簡単なコマンド集

ここで簡単にflatpakコマンドの使い方を紹介しておきます。詳細はヘルプ画面で確認して下さいね。

パッケージの検索

$ flatpak search {パッケージ名}

パッケージのアップデート

$ flatpak update {パッケージ名}

インストール済みのパッケージのリスト表示

$ flatpak list

パッケージのインストール

$ flatpak install {パッケージ名}

パッケージの削除

$ flatpak uninstall {パッケージ名}

パッケージ情報の閲覧

$ flatpak info {パッケージ名}

コマンドラインでパッケージを実行する場合

$ flatpak run {パッケージ名}

flatpakでskypeをインストールしてみる

では例としてSkypeをflatpakでインストールして使ってみましょう。注意点ですがflatpak版のSkypeは2019年1月時点では日本語入力が出来ない状態です。コピー&ペーストには対応していますが、やや不便です。

まずはflathubからskypeパッケージを検索します。

$ flatpak search skype

出力例

Description                                                   Application            Version   Branch Remotes
Skype - Call and message skype users, with video chat support com.skype.Client       8.34.0.78 stable flathub
Discord - Chat client                                         com.discordapp.Discord 0.0.8     stable flathub

こんな検索結果が得られると思います。ではパッケージ名が分かったのでインストールしていきましょう。

$ flatpak install com.skype.Client

これでインストール作業は完了です。

起動はGUIのメニューから起動できます。

ただしパッケージによってはGUIメニューに対応していないものもありますので、その場合は

$ flatpak run {パッケージ名}

で起動します。

最後に

いかがだったでしょうか。他のパッケージマネージャと同じような要領でflatpakのパッケージを利用することが出来ます。flatpakはディストリビューションを横断する仕組みですので、これから益々身近になっていくと考えます。一方、Ubuntuが採用している同様の仕組みであるsnapsも注目ですね。skype以外にも日本語入力で不具合があるアプリケーションがありますので、この点が改善されればより便利になると思います。

【関連記事】
過去から振り返るLinuxの次世代パッケージ管理の話

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